2010年3月27日土曜日

肥大したExcelファイルの容量を減らす方法

編集を繰り返すと、
Excelファイルの容量が異常に大きくなることがあります。
(※実際は500KB程の容量なのに、 20MBほどに肥大してしまったりします。)

筆者も悩んでいたのですが、新規ファイルにシート単位で移動すると、
劇的にExcelファイルの容量を減らすことができました。

具体的には、以下の手順です。

(1)念のため、肥大してしまったファイル(ここではBook1)
ファイルのバックアップを取ります。
[Ctrl+C]→[Ctrl+V]が早いですね。


(2)右クリックし[新規作成]→[Microsoft Excelワークシート]を選択します。
新規作成したExcelファイル(ここではBook2)を開きます。


(3)容量が大きくなったファイル(ここではBook1)を
ドラックアンドドロップします。


(4)移動したいシートを右クリックし、"移動またはコピー"をクリックします。


(5)"移動先ブック名"で新規作成したファイル名(ここではBook2)を選択し、
"OK"をクリックし、[Ctrl+Tab]で元のファイルに戻ります。
これを必要なシート分繰り返します。


※他にも、以下の項目を確認することがオススメです。


(a)編集箇所の記録
[メニュー]→[ツール]→[変更履歴の記録]→[変更箇所の表示]を選択し、
"編集個所を記録する"にチェックが入っていませんか?
これがファイルを重くしていることが多々あります。

(b)貼り付け画像サイズの縮小
BMP形式で貼り付けていたならPNG形式にしてから貼り付けるなど。

(c)不要な罫線、セルの色などの設定を見直す。
行(列)の削除をすればいいですが、値だけを消した場合に、
罫線だけが残っている可能性があります。
右クリック→"行(列)の削除"で削除しましょう。

(d)不要セル範囲を削除する。
スクロールバーを見るとデータ量に対して細く(小さく)なっていませんか?
[Ctrl+G]でジャンプを出し、[セル選択]ボタンをクリックし、
"最終セル"を選択、[OK]をクリックします。
それが表の最後とかけ離れたところにあれば、
そこから使われていない行(列)を削除してください。